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ありがとうございました!REBOOT 16th ANNIVERSARY [DJ / CLUB]

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REBOOT 16th ANNIVERSARYにお越し頂いた皆様、ありがとうございました!

本当に素晴らしいパーティーでした!
オープン早々からの入場者数も多く、フロアもすぐに温まり、間違いなくいいパーティーになると確信できました。
KOMATSUのプレイもキレがあり、TAKAMIの後半のアニバーサリーらしいアッパーなお祭り選曲で、この日の最初のピークを迎えました。
そしてTHE ADVENT。
2日前に出演したDOMMUNEでも圧巻のDJプレイを見せてくれましたが、あんなにいろいろやっちゃって、本番大丈夫かって心配になる程でしたが、Cisco本人は「本番の為に小出しにしかしてない」って言ってたので、逆にびっくりしたんですが…その言葉に偽りはありませんでした。

ボクの構想では、2時間のセットの中で、前半1時間をライブ、後半1時間をDJセットでお願いしようと思ってたんですが、本人はライブの方がDJプレイよりも全然ハードになるから、前半にDJセットをやって、一旦ブレイクダウンし、後半リスタートする形でライブにしたいということでした。
もちろんその通りにやってもらったんですが、これが大成功。
ずっとフロアにいたオーディエンスにとっては、DJセットとライブ、どっちが良かったとか、ほぼ関係なかったと思います。
とにかく、彼の手元で研ぎ澄まされて、フロアへと放たれる音に込められた力のみなぎり方がハンパない!
THIS IS TECHNO!!
彼のセットを聞いて、改めてテクノ・ミュージックを再発見した思いです。
これまでも何度となく再発見してはきましたが、この日ほどの衝撃を感じたことはなかなかありません。
お陰でラストにプレイしたボクも、すごく新鮮な思いを胸に、集中力を高めて臨むことができました。

そしてパーティー中は、いつもの顔はもちろん、懐かしい顔にも、新しい顔にも沢山お会いすることができ、改めて16年やってこれた喜ぶを噛みしめることができました。
皆さんへの感謝の念でいっぱいです。

Ciscoは土曜の夜にドイツでのギグがあるので、パーティーが終わってすぐに成田まで送り届けたのですが、その時前から聞きたかった質問をぶつけることにしました。
つまり、数年前はどうしていたのか?

彼はすぐに質問の意味を理解していました。
90年代から2000年代中盤にかけて、目まぐるしく活躍してきたTHE ADVENTですが、その後の今から4〜5年前にシーンが彼のようなスタイルのストレートなテクノにフレンドリーじゃなくなった時期、THE ADVENTはリリースもなく、シーンから遠ざかっていったように見えたんですが、その頃をどういう思いで過ごしていたのか。

彼の答えはこうでした。

「一時期、テクノDJがどんどんテクノシーンから離れていった。ミニマルになったり、もっとハウシーになったり、プログレッシブな方面にいったりエレクトロをやったり。
そいつらの中にはうまくサヴァイヴできたやつもいるけど、道に迷ってフェードアウトしたやつも沢山いる。
どうあれ、オレはテクノ以外は一切やる気がなかった。
パーティーにブッキングされ、テックハウスをプレイしてくれと言われたこともあったけど、断わってきた。
そしてギグはどんどん減っていった。
でもテクノをやり続けることにこだわり、アンダーグラウンドに潜ることを決意した。
それでもサポートしてくれるオーディエンス、国、地域はたくさんあって、彼らを裏切るようなことは絶対してこなかった。
そしてまた時は来て、いろんな場所でプレイする機会が再び増えてきて、こうして日本に来ることもできた。
年齢を重ねてテクノについていけなくなった同年代もいるけど、年なんかただの数字でしかない。
オレは今43歳だけど、27歳のつもりでやってるよ!これからもずっとテクノだ!」

ひたすらテクノをやり続け、REBOOTというパーティーを16年間続けてきたボクは、この言葉にどれほど大きな勇気をもらうことができたことか!

年をとり、家庭もあって子供もいる。でもテクノであり続けることをやめない。
(Ciscoには16歳と14際の息子がいるそうで、ヒッポホップ好きだった長男は最近クラブに行くようになってテクノに目覚め、もっぱらiPadのiMaschineで曲作りに励み、既に何10曲も仕上げているとのこと!)

REBOOTの道はまだまだ先があるってことですね。
まだ16年という若造なREBOOTですが、今後もよろしくお願いします!

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ishikawa nanao

「オレはテクノ以外は一切やる気がなかった。」
涙が出そうになった。
by ishikawa nanao (2014-05-01 12:44) 

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